シーリングライトリモコン修理

長期間放置してしまった電池ボックスを見てみると、電池が液漏れでさびてつかえなくなってしまうこと、よくありますよね。
使わないときは電池を外すのはわかっているのですが、使わなくなったときにはリモコンの存在すら忘れていますから難しいですよね。

長期間放置して、液漏れしてしまったシーリングライトのリモコンを修理してみました。

リモコン以外でも、おもちゃや電子機器でも同じように修理できるかも。

リモコンが使えない

子供がひとりで寝るようになり、就寝時にリモコンがあると便利だと思い、押し入れからリモコンを引っ張りだしてきた。
リモコンは、National(Panasonic)製HK9335 こんなやつ

ボタンを押しても、反応しない。電池ボックスを開けると乾電池が液漏れしていた

修理してみよう

液漏れした電池は危険なので、直接手で触れるのはやめましょう。
もし、さわってしまったときには、大量の水で洗いましょう。
下記リンクが参考になります。
アルカリ乾電池からの液漏れ! どうしたらいい? PZ18381 - 乾電池 - Panasonic

電池ボックスの端子だけ交換できるか、まずはケースを開ける。
マイナスドライバーで隙間を作りながら、ケースを傷つけないように注意しながら、ヘラで隙間を大きくしていく。

使ったのはダイソーで売っているパテ用ヘラ。※パテ埋めで使用済みのため汚れてます。

ケースを開けてみると、電池の端子はこんな感じになっていた。

電極を復活させるために酸洗いしてサビを落としても、もろくなってしまっているから、きっとすぐに折れてしまうだろう。
ちょうどシーリングライト本体が壊れ、使いみちがなくなったリモコンがあったので、そちらから端子を取り出して移植することにする。

電極の取り外し

基板側の半田付けされている端子は、半田ごてとハンダ吸い取り器を使って取り出す。

簡単にとれた。

反対側の端子は、ケース側に引っかかっているだけなので簡単にとれる。
移植元のリモコンもケースを外して、端子の取り出し。

電極の移植

取り出した電極は、形状は似てるけど若干形が違う。ラジオペンチでサビてしまった電極と似たような形に整形する。ちょっと不格好だけど、きっとケースに収めればわからない。

成形した電極を、基盤にはんだづけして、こんな感じになった。

ケース側の端子は、単にケースにつめで引っかかっているだけなので、簡単に外せる。

ケースの清掃&収納

リモコンのケースは、サビが残ったままだと、せっかく移植した電極が、もらいサビによってまたサビてしまうかもしれないので、きれいに清掃する。
刷毛でごみは掃き出し、ケースに付着したさびはアルコールを使ってきれいに落とす。
その後、移植した基盤と端子をケースに収める。基盤にはんだ付けしたときは、いびつに見えた電極も、ぱっと見はわからない。

動作確認

カバーを取り付ける前に、動作チェックのためスマートフォンのカメラを使って発光しているか確認する。問題なさそう。

シーリングライトのON/OFFもできたので、ケースをはめて、修理完了。

まとめ

今回は、腐食してしまった電極を他のリモコンから電極を取り出して移植した。はんだこてと、はんだ吸い器があれば、簡単に修理することができた。

今回作業してみて、液漏れして電極がサビてしまった電子機器も結構簡単に修理できることがわかった。やっぱり使わないときは電池を外すことが大事ですね。

 

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