リヤ・フロントともにつるつるだったスマートディオ。前回はフロントタイヤを交換したので、今回はリアタイヤの交換に挑戦! リアタイヤの交換はマフラーを外さなきゃいけなくて少し面倒だけど、やってみよう!
タイヤ交換とブレーキシューの交換
1. マフラーの取り外し
リアタイヤを交換するためには、邪魔になるマフラーを取り外す。マフラーの近くにM12のナットがあるので、まずはこのナットを少し緩める。
次に、車体下のエンジンについているM10のボルトを外す。車体下から覗くとボルトが見える。
ここはエクステンダーが必要だけど、ボディに切り欠きが入っているので、位置を合わせやすい。
この2本のナットを外した後に、オイルフィラーキャップを外して、
先に緩めたM12のナットを2本を外せばマフラーは取り外せる。
外したマフラーを見てみると、エキゾーストパイプはサビサビ…まあ、仕方ないか。
2. タイヤの取り外し
次はリアタイヤの取り外し。まず、リアブレーキを固定するためにバンドでブレーキをぐるぐる巻きにして、しっかりロック。
タイヤを固定しているM25のナットを緩める必要があるけど、手動ではタイヤが回ってしまってうまく外せない。こんな時はインパクトドライバーの出番!打撃を最強にして恐る恐る回してみると…簡単に緩んだ!
使ったインパクトドライバは、マキタ インパクトドライバTD171(18V)白 トルク180Nm。
リアブレーキを固定するバンドを外して、リアフェンダースプラッシュカバーを固定しているM10ナットを外せば
やっとタイヤが外れました。
3. タイヤ交換
次は、タイヤを外す。まずは虫ゴム外してタイヤの空気を抜く。
次に、AliExpressで購入したビード落としを使ってタイヤのビードを落とす。
こんな商品、ハンドルを左右に動かすと爪部分の間隔が狭まってきて、誰でも簡単にビードを落とすことができます。慣れた人はこんな道具なくてもタイヤレバーで簡単にビード落とせちゃうんだろうけど…。
タイヤを立てた状態で、ビード落としの爪の部分をタイヤとホイールのギリギリのところにセットしてハンドルを左右に動かして締めていく。反対側はホイールの傷つき防止のため、べニア板をはさんでます。
1箇所落とせば、あとは手で簡単に全部落とせる。
反対側も同じようにしてビードを落とす。
次に、タイヤレバーを使ってタイヤをホイールから外していく。表側はレバー3本使って少しずつホイールから外していく。裏側も同様にレバーを使いながら少しずつ外していくが、どうもうまくいかない。反対側から一本入れて手で強引に引きはがした。
無事タイヤが外れました。
バルブも新しくするので、カッターでゴム部分をカット。
たわしでホイールをきれいに水洗いしてから、バルブを新しいものに交換。
こちらもAliExpressで購入したL字のバルブ。ゴムの部分にビードクリームを塗ってホイールに装着。バルブインサートツールを使っていますが、L字バルブだと必要なかったかも。
そして、新しいタイヤを装着。スマートDioのタイヤはフロント/リアともに90/90-10 50Jです。アマゾンで買ったのは、DURO(デューロ) バイクタイヤ スクーター用 90/90-10 50J HF912A T/L セールで2,000くらいだった。安い…。ちゃんと段ボール箱に入ってました。
タイヤの黄色いマークをバルブの位置に合わせ、回転方向も確認。
ビードクリームをタイヤのホイールにあたる部分と、ホイールの内側にたっぷり塗ってタイヤレバーを使いながらホイールにはめ込む。まずは裏側。
表側も
新品のタイヤだから外すよりも全然楽に入れられます。
そしてビードを上げるために、バルブの虫ゴムを外して最後に空気を入れますが…。
マキタの空気入れ(MP180DZ)ではビードがあがる気配がまったくない。この空気入れでビードをあげている動画もあったので、技術がないのか、タイヤが悪いのか..。とにかくガソリンスタンドに走ってエアーコンプレッサーを使ったら一瞬でポンポンっと上がった!
虫ゴム入れて、規定値200 kPaまで空気を入れます。
4. ブレーキシュー交換
ついでにブレーキシューも交換します。ブレーキ系は純正じゃないと不安なので、近くのホンダドリームで純正品(06430-GCW-000)購入。価格は2,211円。
古いブレーキシューは、先に上側を引っ張って、直角にまげて全部取り除く。
コーナンで買ったパーツクリーナーで周辺をきれいにして…
新しいブレーキシューを取り付けます。半分はめてから、上側に引っ張って取り付けます。
4. タイヤの取り付け
外した手順と逆に、タイヤを元に戻してナットを締める。
外すときと同じように、リアブレーキをバンドで固定してしっかりロックするも、タイヤが回ってしまって規定トルク113Nまで上げられません。
そこで、ホイールの穴に塩ビパイプを挿入し、両足で固定しながら締め付けていくと、なんとか規定値までトルクをかけることができました。
最後にマフラーを元通りに取り付けて、リアタイヤとブレーキシューの交換完了!
最後に
スクーターのタイヤはネットで安く買えるし、交換自体も意外と簡単。特殊な工具が必要なこともあるけど、AliExpressなどで安価に入手可能です。一度チャレンジしてみると、思ったよりも楽しくて面白い!
スクーターのメンテナンスに興味がある人は、ぜひ試してみてほしい!
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